意志をもって生きる人を増やしたい‐山川咲
人生が変わるほどの結婚式をしよう
「意志をもって生きる人を増やしたい」という想いを胸に、業界経験ゼロから起業し、「完全オーダーメイド」の結婚式を提供。そのクリエイティビティの高さや、ビジネスモデルが話題となっている『crazy wedding』代表の山川咲さん。
著者は山川咲の生き方に心震えた。
型にはまった「みんな同じ」ウェディングを抜けだして、二人にしか作り出せないクリエイティブで自由な結婚式をデザインする。
自分らしく
正しさより楽しさの追求
それが世の中ではcrazy。
なら山川咲の楽しさを追求することがcrazy weddnig。
そう感じさせてくれた。
【crazy wedding】"ONE LOVE My Earth My Home"
一般的にはオーダーメイドウエディングといわれる事業なのですが、私たちにとってはただのウエディングをするわけではなくて、もっと人の人生を変えるきっかけになるような時間をつくることを意識しているんです。
CRAZYWEDDINGにはユニークな制度も
年間1カ月の休暇が取れる「Great Journey制度」
CRAZYでは毎日、社員全員でランチを食べています。また、食事の準備も社員全員で行います。クレイジーにはダイニングチームという料理専門のチームがあり、毎日ランチをつくってくれます。
世の中のルールや、時代が行き着く先を変えたい
現在も、20世紀の経済至上主義の考え方で世の中が動いていると感じているのですが、私たちはそういうものを追求しても意味がないと考えています。そんなことよりも、個々人がきちんと暮らす場所を持てて、健康でいて、きちんと食事ができて、健全な人間関係を築いていける、つまり「生きる」ということの方がずっと大切だと思います。
このように人間的に生きることの価値を世の中に広げていきたいですね。
そして、山川咲はcrazy weddnigを辞める。
人気絶頂のなかいきなりの退職
「蓄えとか、安定とか、考えるのって楽な人生生きたかったらそれってありなのかもしれないけど、私楽な人生生きたいとは本当に思ってない。
結婚式の仕事もしてて、人の人生泣けるほどのドラマがあるなって確信しているからこそ自分の人生がどこまでドラマになるか
全部挑みきって死にたい。」
ただただかっこいい
現在、夫は株式会社CRAZY代表取締役社長で、CRAZY社は今後数多くの事業立ち上げに挑戦し、最終的には2000社100万人の雇用を生み出すことを宣言し、妻の山川咲は新たなビジネスに挑む
人間らしい生き方がしたいという人たちは、いま増えているように感じています。彼らは経済成長だけでは駄目。社会貢献だけでも違う。その真ん中がいいんです。
第3の解を求めているのです。
会社を大きくしなければいけないと思って事業をするのか、自分の人生をかけて事業をするのかは別です。これからCRAZYが立ち上げる事業は、一つひとつは小さくてもいい。10人とかで十分です。
でも彼らには志がある。楽しんでいる。それでいいんです。それを2000社つくりたい
新しい事業を立ち上げるときに、それが巨大なビジネスになるかという次元の話はほとんどしていません。
「楽しい」っていうことは、少なくともまずは自分が顧客の一人で、その時点で一定のマーケットがあるはずなんです。それだけで「はい、OK!」って感じです。
夫婦ともに正しさより楽しさを追求している。
正しさより楽しさへの追求の旅は続く